同窓会当日に何をやったら参加者は喜んでくれるのか、お悩みではないですか?
同窓会は結婚式と違い、一人一人みんなが主役で、久しぶりな人・会いたい人・お世話になった恩師とたくさん話したい為、歓談中心が良いといわれています。ただ、そんな中でも緊張をほぐしたり、昔へのタイムスリップを加速させたりするコンテンツは人気があります。
まずは参加者が求めていることを理解してもらった上で、プログラムから余興まで満足してもらえる内容を全部書きました。自分達の同窓会に合わせて、ぜひ参考にしてくださいね!
1. 参加者が同窓会に求めているものとは?
まずはどんなプログラムや余興をやるか考える前に、同窓会に参加する人が何を求めているかを把握しておきましょう。参加者のニーズさえ分かっていれば、簡単に楽しい企画が作れるはずです。
1-1 同窓会へ参加する目的のアンケート結果
弊社の同窓会に参加した人にアンケートを取った結果、多いのは下記です。
- 仲が良かった友達に会いたい
- みんながどういう成長をしたのか知りたい(外見含む)
- お世話になった先生に会いたい
- 楽しくお酒を飲みたい
- 自分の成長を見て欲しい
見ての通り、ほとんどの人が昔の友人や先生に会いたくて来ているのが分かります。
気合いの入っている幹事さんほど結婚式のように色々なプログラムや余興を盛り込みがちですが、実は分刻みの忙しい進行や時間の長い余興は上記の妨げになる為、参加者からすると迷惑になっている場合があります。
1-2 まあまあ仲が良かった人とも話したい!
とはいえ、ずっと歓談にしてしまうと仲が良いグループ同士で固まってしまい、移動するキッカケが最後までなく、会がいつの間にか終わってしまう可能性があります。数年ぶり・数十年ぶりの同窓会で、これからも頻繁に会う人とずっと話していてももったいないですよね。
これを防ぐ為に、強制的に下記のようなプログラムを入れると参加者が混ざり、まあまあ仲が良かった人や昔気になってた人と会話をするキッカケが生まれます。
- クラス写真撮影
- クラス対抗イントロクイズなどクラスが混ざる余興
オススメは時間もあまり掛からず、進行も簡単なクラス写真撮影です。たとえクラスに思い入れがなかったとしても、3年生時のクラス等で必ずプログラムに入れるようにしましょう。
もしくは下記のようにテーブルにクラス札を用意して、始めからバラけてもらう方法もあります。
1-3 記念に残るようなことはしたい!
思い出に残るような余興は喜ばれます。
集合写真撮影
クラス写真・スナップ写真はもちろんですが、全体の集合写真も必ず撮影しましょう。
■ 集合写真の撮影例
横断幕があると、集合写真が引き締まるのでオススメです。大きな脚立がある場合は、ステージ側から脚立を利用して撮影すると、高さが出て顔が隠れず撮影できます。宴会場が狭くて撮影しづらい場合は、ホテル内の階段で撮影するのも良いでしょう。母校開催や母校に寄れる際は、母校で集合写真を撮影するのも素敵ですね。
※集合写真を撮るタイミング
盛り上がっている同窓生をまとめるのは大変ですが、記念になりますので必ず撮影するようにしましょう。一番最初に撮影すると、始まったばかりで同窓生のテンションがイマイチだったり、遅刻者が入れない場合がありますので、会の最後がオススメです。
当時の思い出を再現しよう!
また、1つぐらいは「あれやったんだよ〜。懐かしかったなあ」というような思い出に残る余興があるとベストです。フォークダンス・校歌斉唱などは一体感も出るのでオススメです。動画撮影ができたら、映像にも残しておきましょう。
参考1:)校歌斉唱(応援団が登壇して、指揮を執ると盛り上がります。)
参考3:)卒業アルバムや文集など、懐かしいアイテムを持参しましょう。(持参するように呼びかけてみましょう。)
レアなアイテムほど喜ばれます。実家に残ってないか確認しましょう!
ちなみに著者が今までで一番すごいと思ったのは、給食の献立表を持ってきてた人です。
記念品を用意しよう!
手元に残る記念品を用意すると、参加者に喜ばれます。同窓会が終わったあとも思い出を現物として持ち帰ることができるからです。
大きすぎる記念品は手荷物になってしまいますので、ちょっとしたものがいいでしょう。
そこで、おすすめなのがウコンの力です!
実は、好きな写真を入れてオリジナルパッケージのウコンの力を作ることができるんです。
▼ ウコンの力make
https://decoto.jp/ukon/?dsksyoya
久しぶりの再会でついつい飲みすぎてしまう方もいらっしゃるので、健康に配慮したデキる幹事!になれちゃいます。
作り方は簡単!好きな写真を用意して挿入するだけ!
お好みでスタンプや文字入れ、フレームなんかも使えちゃいます。
写真は校舎や校章にして、同窓会名や日付が入ると「同窓会の記念品」という特別感が増します。
▼ 作成はこちらのサイトから
https://decoto.jp/ukon/?dsksyoya
簡単に作ることができるので、ぜひお試しください!
2. オススメの余興
同窓会に向いている余興かどうかは、下記で判断します。
- 懐かしさを加速させる
- 色々な人と話すキッカケになる
- 時間が長過ぎない
2-1. あの頃、好きだった人ランキング(最初、誰だか分からなかったランキング)
準備と進行が少し大変ですが、かなり盛り上がります。
<やり方>
- 受付時に投票用紙を配布します。
↓ 投票用紙のサンプル - 歓談中にBOXを持って、幹事数名で投票用紙を回収します。
※書いていない人はその場で書かせて、投票してもらいます。
↓ このような投票BOXを用意しておくと、目立つので回収率がアップします。 - 回収が終わったら、控え室や受付で集計します。
- あらかじめ用意しておいたパワーポイント等の資料に集計結果を入力します。
- 会場のスクリーンにスライドを投影しながら、司会から集計結果を発表します。
※発表の際は当時のエピソードを盛り込んだり、受賞者には一言コメントをもらいましょう。
※結果発表を二次会にまわす場合もあります。(二次会の参加率が上がります!)
↓ 発表スライドのイメージ - ランキング1位や上位入賞者には、景品や拍手を贈ります。
2-2. クラス対抗!懐メロイントロクイズ!
懐メロのイントロ以外にも、懐かしい映画・ドラマ・漫画のセリフ当てクイズも盛り上がります。
<やり方>
- クラス別にテーブルの移動をしてもらいます。
※どこが何組のテーブルか分かるようにクラス札を用意しましょう。 - あらかじめ用意していた曲のイントロを流します。
- チームごとに相談して、答えをパネルに記載してもらいます。
※早押し形式は、公平な判断ができない場合がある為オススメしません。
↓ パネルは下記のような小さいホワイトボードを使用するのがオススメです。 - クイズを繰り返し、正解数の多いチームが優勝となります。
- ランキング1位のチームには、景品や拍手を贈ります。
2-3 はい!前ならえ!
当時の名前順や背の順で並んでみて、「前へ〜ならえ!」をやる企画です。いざ並んでみると、なぜか当時が鮮明に思い出されたり、背の順がデコボコになる面白さから意外と盛り上がります。特に小学校・中学校の同窓会でオススメです。
<やり方>
- 司会の進行と共に、名前順か背の順に並んでもらいます。
※あらかじめ思い出せる範囲で当時の順番を明記したリストを持っておきましょう。 - 最初は覚えていないと言いつつも、記憶を頼りに少しずつ完成していきます。
- 並び終わったら、できれば先生に「前へ〜ならえ!」と発声して頂きましょう。
※余裕があったら、小さく前へならえ!もやってみましょう。
2-4 タイムカプセルを埋めよう!
タイムカプセルを掘り起こせば盛り上がるのは確実ですが、もし埋めてない場合は「今から埋めてみよう!」という企画です。成人式の同窓会など、特に若い世代にはオススメの企画です。
<やり方>
- あらかじめ用意しておいた記入用紙を受付で配布します。
※記入用紙には、あらかじめ質問を書いておくと面白いです。
*質問例(10年後の自分へ)
・どんな仕事をしていますか?
・どんな人と結婚、もしくは付き合っていますか?
・どんな趣味がありますか?
・太っていますか?痩せていますか? など - 歓談中に記入用紙をタイムカプセルに入れてもらいます。
※記念品(写真や思い出の品など)がある場合は一緒に入れてもらいます。 - タイムカプセルは密閉し、幹事しか知らない秘密の場所に保管しましょう。
※地中に埋める際は、水分や虫から守る為に厳重に密閉しましょう。
※先生や専門業者など、信頼できる方に保管を任せるのも1つの方法です。
※ 参考
3. やったらダメな余興
反対に、下記に該当する余興は同窓会に向いていません。
- 同窓会じゃなくてもできる、結婚式二次会でやっている企画
- 予算が掛かる
- 時間が長い
- 内輪ネタで一体感が生まれない
3-1. ビンゴゲーム
定番と思われている余興ですが、時間と予算(ビンゴカード・景品)が掛かります。
また、必ず話を聞いていない・参加しない人が出てきますので、盛り上がりもいまひとつです。
3-2. じゃんけん大会
じゃんけんで一番買った人が全員の参加費(一人100円など)や景品をもらえたりする簡単なゲームです。
時間と予算が掛からず、準備や手間も不要なのでやられる方も多いですが、実施することで特別盛り上がったり、喜ばれたりはしませんので行う主旨は特にないです。
3-3 長い映像上映
オープニング動画やエンディングロールなどを流すのは会にメリハリがつき、参加者のテンションが上がる効果はありますが、長過ぎる動画は禁物です。目安としてはオープニングムービーは2分以内、エンディングロールは3分以内です。
また、当時の写真を使ったスライドショーや懐かしの動画は、時間が長い場合は会の最中にエンドレスで上映をしておくか、事前や事後に同窓生と共有しているWEBサイトにアップすると良いでしょう。
4. オススメのプログラム
ここまではニーズや余興を説明してきましたが、やることがある程度決まったら次はプログラムに落とし込みます。プログラムの順番や時間の使い方も重要ですので、下記を参考にしましょう。
4-1 一般的なプログラム(2H)
- 開会の挨拶(5分)
- 先生方紹介(5分)
- 乾杯(5分)
- 歓談①(20分)
- クラス写真撮影(20分)
- 歓談②(20分)
- 余興(15分)
- 先生方より一言(15分)
- 校歌斉唱(5分)
- 全体記念撮影(5分)
- 閉会の挨拶(5分)
プログラムのポイント
- 先生方の紹介は、お名前と当時の担当教科や部活などを簡単に紹介する
- 先生方を紹介した流れで、先生の中で一番年長の先生に乾杯の挨拶をお願いする
※乾杯の挨拶は事前にお願いしておきましょう。 - 乾杯の後、料理を一通り食べ終わったぐらいでクラス写真撮影を開始する
- 先生方に花束やプレゼントを渡す場合は、先生方の一言が終わった後に一人ずつではなく、まとめて一斉に渡す
- 全体写真撮影で場所を移動する場合は、閉会の挨拶を先に行う
- 開会の挨拶と閉会の挨拶は別の幹事が話す
一般的な同窓会の進行表
※ ↑ 図をクリックすると表が拡大されます。
4-2 企画が多い場合のプログラム(2.5〜3H)
- 開会(5分)
- 先生方紹介(5分)
- 乾杯(5分)
- 歓談①(20分)
- クラス写真撮影(20分)
- 余興①(15分)
- 歓談②(20分)
- 余興②(15分)
- 歓談③(20分)
- 先生方より一言(15分)
- 校歌斉唱(5分)
- 全体記念撮影(5分)
- 閉会(5分)
企画が多い場合の進行表
※ ↑ 図をクリックすると表が拡大されます。
5. 二次会への誘導方法
二次会への誘導も同窓会の進行で重要な項目です。同窓会が盛り上がるほど時間が足りなくなりますので、下記をポイントにスムーズに誘導します。
- 同窓会受付時に配布するパンフレットや別途A4用紙などに、二次会の詳細(会場・会費・時間)を記載する
- 開会時に司会から二次会があることをアナウンスする
- 閉会時にもアナウンスし、終了後すぐに皆でまとまって移動する旨を伝える
※まわりが行くなら行きたいと思っている人が多い傾向がある為、この時に全員参加する雰囲気を出すことが重要です。挙手で確認する場合は「参加する人は手をあげて下さい」ではなく「行けない人は手をあげて下さい」とヒアリングしましょう。 - 会の終了時は、入口付近で固まって動かない傾向がありますので、誘導係の幹事は先頭を引っ張っていきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
他のイベントとは違う特徴やコツがあったかと思います。上記を参考に実施すれば、同窓会当日の盛り上がりはもちろん、幹事さん達の負担も軽減され参加者と一緒に会を楽しむことができるでしょう。
滅多にない機会ですので、参加者全員に喜んでもらえるよう頑張りましょう!
皆様の感想、コメントなどお寄せください